もくじ
巻き爪原因・足の巻き爪になりやすい人
巻き爪の原因は、①体質的な素因(=なりやすい人)、②正しく歩かないこと、③靴などによる外的な刺激、が主な3つの要因として挙げられます。足の巻き爪矯正を数多く行ってきた当院では、「爪が巻きやすい体質的な素因」が巻き爪の原因に一番深く関与していると考えております。さらに「靴などによる圧迫・外的刺激」や「足に正しく荷重を掛けられない状況」が加わった結果として「巻き爪」が生じてしまいます。
その他の原因としては、
- 過度な加重の偏在
- 爪の切り方
- 爪の厚さ
- 加齢
- 爪の乾燥
- 爪への栄養
- 爪の病気
- 足趾自体の変形によるもの
などが「爪が巻いてしまう原因」として挙げられるでしょう。
巻き爪が何故生じるかについては様々な原因があると思いますが、爪をある程度切ってしまっても爪が巻かない方やスポーツをしていても巻き爪にならない方も大勢いらっしゃいます。一方で、「爪がくるっと180度以上巻いてしまう方」などでは、一定数(約30%程度)の方で巻き爪矯正後にも再発してしまうことを鑑みると、やはり「巻き爪になりやすい人・なりにくい人」などの体質的な素因が深く関わっているように思えてなりません。
本稿では、主に「足爪が何故巻くのか?」につき原因を深堀して詳しく解説していきます。巻き爪が起こる原因につき理解を深めることで、巻き爪の再発予防にお役立ていただければと思います。
巻き爪・原因となりえるものは?
①なりやすい人・体質
巻き爪の原因として「なりやすい人・体質」があることを支える状況証拠はいくつか挙げることができます。「巻き爪にはなりやすい人・あまり巻き爪にならない方」が臨床的に確実にいることや、巻き方の個人差・家族発生があること、一定数の方で再発が必ず起こりえること、等となります。順番にみていきましょう。
1,10人に一人は巻き爪と云われる
巻き爪は軽症のものも含めますと、「日本人の10人に一人」が罹患することのある病気とされています。裏を返すと、10人中9人の方は「ある程度の深爪をしたり」、「キツい靴などを履いても」、巻き爪になりにくい方もいるとも云えます。肌が弱く湿疹が出来やすい人、疲れると吹き出物が出来やすい方がいるように、何らかの刺激が加わると「巻き爪になりやすい方」がいるものと推察されます。
2,家族発生することがある
巻き爪の発生に「遺伝的要因」を指摘した論文はいくつか散見されます(原田ら2011)。巻き爪の治療をしていると、「親も巻き爪であった」とのお話もよく聞きます。家族歴で父母に過体重やきつい靴を履いたということが無いにも係わらず巻き爪を認めることがあるとの報告もあります(菅谷ら2014)。やはり、巻き爪になりやすい方がいるという一つの根拠になると思われます。
3,爪の巻き方には個人差がある
巻き爪の診療を多く行っていると「爪の巻き方」には個人差が大きいことに気がつきます。顔の輪郭や耳の形状に個人差があるように、爪の巻き方は個々で違ってくることが多いのです。全体に丸く巻く「ドーム型」、真中当たりの巻きが強い「三角屋根型」、端だけ折れ曲がって巻く「ステープル型」、全体にくるっと巻いてしまう「弯曲爪型」など巻く形状も様々です。爪の巻き具合にも個人差があり、軽度の巻き爪でおさまる方もいれば、巻いた爪が強く折れ曲がるように180度近く巻いてしまう方もいます。巻き爪になりやすい人がいることを支持する証拠の一つと云えるでしょう。
4,足爪の親趾が巻きやすく他趾も巻く方がいる
足爪が巻いてくる方の一部では、足趾の他指が巻いてきてしまう場合もあります。場合によっては足趾の全ての指で巻き爪が見られることもあり、遺伝性の巻き爪の患者さんでは、全体的に爪甲が菲薄な傾向が見られるとの報告もあります(菅谷ら2014)。中には、足の爪も巻いていて「手の爪も巻いてしまう」という患者さんもいらっしゃいます。
5,一定数の方できちんと平らに治しても再発する
当院で採用している「SH法=そがわ式巻き爪矯正」は非常に矯正力が強く、半数以上の方が1回の矯正で治療が完了し、巻きが強い方でも2~3回の矯正でほぼ爪が平らになります。巻き爪矯正後も再発しない方も大勢いらっしゃる一方で、巻きが強い約3割の患者さんでは、「きちんと平らに矯正された後」から半年~1年程度で再度爪が巻いてくることがあります。やはり、「爪が巻きやすい体質」があるとしか云いようがありません。
以上の様に、巻き爪になりやすい人は多くいらっしゃいます。もちろん、「靴などの外的刺激、歩き方、爪を深く切ってしまうこと」も巻き爪の原因となりうるのですが、何度も巻き爪を繰り返す患者さんを見ていくと、巻き爪の一番の原因としては「巻きやすい体質=なりやすい人であること」が挙げられるでしょう。
②巻き爪・原因・・・歩かない=母趾への適正な加圧不足
巻き爪の原因のひとつとして、「歩くときの母趾への正しい加圧不足」が挙げられます。爪の正常な弯曲構造は、「爪の力学的な強度」を保ち、かつ「物を掴んだり、足趾で地面を踏み込む」ときの圧力を支えるように出来ています。足趾の腹側でしっかりと均等に踏み込む動作が、爪をしっかりと広げることに繋がるのですが、「力が弱ったり」、「偏って力を掛けてしまう」ことが、巻き爪が起こるきっかけとなります。
例えば、ご高齢により歩かなくなると「爪がくるっと巻いてしまう方」が多くなります。爪が180度以上巻いてしまう「弯曲爪」の方はご高齢で歩く力が弱ってしまった方や高齢者施設で歩かない方によく見られます。爪の巻く力と歩いて趾腹から爪を広げる力がバランスを取っていたのが、歩かない事によって爪を広げる力がなくなってしまうと爪が急速に巻いてしまうのです。一方で、手指の先に怪我をしたり、足爪を深爪してしまい「痛みがあってかばって」力を掛けずにいると、「気がつくと爪が巻いて」きてしまうこともあります。
特に足の親指は、「歩行動作」の最後に足を蹴り出すとき、「体を前へ進む力」を発生させる部位であり、かつ足の5本指の中でも「足趾把持力」が一番強いところとなります。そのため、「体重を支えたり・前に蹴り出す力」に対抗するために、「母趾の爪甲」は他の足趾よりも大きく、かつ丈夫で「地面を支える力=巻く力」が強くなっているのです。
母趾把持力(=母趾への適正な加圧)が不足してしまう原因には、
- 年齢と伴に筋力が落ちてくる
- 寝たきりや何らかの病気、怪我などで足趾に体重を掛けない
- 歩き方の癖で「うき指」の状態である
- 合わない靴を履くことで「足趾のクロー変形・爪の外反変形」によるもの
などが挙げられます。
実は、足趾の末梢部は、様々な微弱な外力が継続することで徐々に変形を起こすことが知られています。代表的なものでは「外反母趾・内反小趾」に加え、「槌指・ハンマートゥ・クロートゥ」などがあり主に合わない靴を長年履くことで徐々に変形を生じてしまいます。親指の爪も同じ現象が起き、わずかな加圧不足や加圧の片よりから変形が起こる「メカニカルフォース理論」が提唱されています。
Plast Reconstr Surg Glob Open. 2014 Hitomi Sano より引用
実は、メカニカルフォース理論は「当院でそがわ式巻き爪矯正」をお手伝いいただいていた日本医科大の佐野先生から海外誌に報告されています。現在は、当たり前のように云われている「巻く力と踏み込む力」のバランスの崩れという理論は当方の出身大学からの論文が元となっております。
当院では手指の重度の巻き爪に対して矯正療法を行うこともありますが、ほとんどが用手的な爪の持ち挙げとコットンパックにて改善してくるようです。
③巻き爪・原因・・・靴などの外的な刺激や過度な加重の偏在
合わない靴による圧迫や外的な刺激、過度な加重の偏在も巻き爪の原因となります。江戸時代以前の日本人では、わらじ・草履などで足が外側から圧迫されることがなかったため、「巻き爪」の発生は少なかったとされます。明治時代以降に、「靴での生活」が始まり150年余り、今までオープンであった足趾の先が「靴での圧迫・刺激」が起こるようになり巻き爪が増えていったものと考えられています。
靴での圧迫による巻き爪の発生機序には、
- サイズの合わない小さな靴
- 大きすぎて靴の中で足が動いて遊んでしまう
- ヒールの高い靴
- 甲の支えのないパンプス
などで様々な方向から足爪が圧迫されることが巻き爪の原因と考えられています。
例えば、サイズの合わない靴を履くこと自体が「足趾の先をしっかり均等に踏ん張ること」を邪魔してしまい、さらに横方向からの繰り返される外力が巻き爪の原因になり得ます。サイズの大きな靴も甲の支えをしっかりと作らないと返って、「靴の中で足が動いて」しまって、爪への刺激となってしまいます。
さらに、「爪が適正な長さに切られて」おらず、足先の皮膚と同じ長さであったり、それ以上長かったりすると「靴での圧迫を受けやすい状態」となります。伸ばした足先より長めの爪部分は自然に巻きやすいのですが、靴での刺激も受けやすい形状となってしまうので、「爪の巻き」がいっそう助長されてしまうのです。
爪が巻き始めてしまって「爪端が90度近く」巻いてしまうと、適正な足趾への荷重であっても「爪の巻き」が改善する方向には働かず、余計に爪が皮膚に喰い込むようになります。加えて、爪が巻くと「高さ」が出てきてしまうために、靴を履いたときに上方からの圧迫も受けやすくなり、痛みが増幅してきます。
合わない靴でしっかり踏ん張れないことは、「均等に母趾を踏み込んで加圧」することを阻害し、「母趾の荷重の偏在」を生じてしまいます。スポーツの種類によっては足趾先に過度な力が掛かりすぎたり、足先の使い方の癖などにより「足趾の腹側」に片寄った加重が繰り返されることも「巻き爪の原因」となることがあります。
理想の靴の選び方
合わない靴・小さな靴は避けて、ヒールは低めの「スニーカータイプの紐靴」がお勧めです。踵を合わせたときに「足趾が楽に伸ばせて、かつ靴先に1cm程度の余裕がある」ことが理想です。靴を履くときには、①紐を緩めてから、②足先を挙げて踵をぴったり合わせる、③紐をある程度しっかり結んで「甲の支え」をしっかり作る、③足先を伸ばして「1cm程」の余裕があること、を必ず確認しましょう。
なお、足が長めの方・足の踵周囲の幅が狭めの方・足先の足幅が広めの方では「既成品の靴」をそのまま使うと、足先に余裕がなくなってしまうことがあります。靴を選ぶときには足先に長さに余裕があることを優先して選んでいただき、もしも足幅が緩いときには「中敷き」を入れて調整しましょう。
合わない靴により悪循環が起きる
④巻き爪・原因・・・爪は元々巻くものである
巻き爪の原因として「爪には元々巻く性質」があると云われます。一方で、「何故巻いてしまうのか」について言及したサイトはなかなかありません。爪は元々、「髪の毛・鱗など」と同じく角質が変化・硬化してできた皮膚の付属器(角質器)のひとつであり、「ケラチン」というタンパク質で構成されています。
巻き爪が「何故巻いてしまう?」についての原因はその発生機序をみていくと分かります。
1, 爬虫類および四つ足動物のほとんどは「鉤爪」
動物や爬虫類の爪は、先が長く尖った形状をしており「鉤爪」と呼ばれます。昆虫の節足動物の一部でも「鉤爪状」の構造を持つものもいます。鉤爪の役目は、尖った先端で獲物を捕まえたり、地面に引っかけて早く走れるようにしたり、ネコ科の動物などでは木に登るために「樹皮」に爪を引っかける役割があると考えられています。
爬虫類の全てが鉤爪であること、哺乳類も原始的な群では鉤爪形状であることから、「爪本来の形状」は鉤爪であると考えられています。そして、実は「鉤爪の断面は巻いている」のです。高齢者などで爪が長く伸びすぎてしまうと「鉤爪」状となったりすることもあります。
2, ゾウや馬は「ひづめ=蹄」である
有蹄類といわれる「馬・牛・ゾウ」などでは、爪は「ひづめ」という形で進化を遂げており、地面を蹴るためにぶ厚く、硬くなっています。指をつかった細かな作業ができなくなる代わりに、手足の先を大きく蹄が覆って、早く走れるように機能が特化しているのです。
3,猿の一部およびヒトでは「平爪」に進化した
哺乳類・鳥類のほとんどが鉤爪であるのに対して、猿の一部では「扁平な爪=扁爪(平爪)」となっています。平爪は指先より大きく伸びることがないために、手指でものを持ったり、精密な作業をすることに向いています。
ヒトに於いての「爪の役目」は、①手指の先でものをしっかりと把持したり、②指先で細かで精密な動作をするために役立っています。さらに、足趾では「安定して立位を維持したり、2本足歩行で前に踏み出す」ために、足趾での踏ん張りを補助しています。趾先で踏ん張るために「爪の適度に弯曲した構造」が大切であり、「地面を支えて踏み込む力」とのバランスを取っています。
さらに手足の指先には知覚神経が密に分布しており、「爪」があることが手指で物を識別する能力や足先に掛かる微妙な圧力変化を無意識に、認識するのに役立っているのです。
特に、足趾に於いては「親指」が一番地面を踏みしめる力が強い分だけ、他の指よりも爪の厚みがあり「巻く力が強く」なっており、より巻きやすいのです。発生学的に「爪が巻きやすい方」は先祖返りであるということも云えるかと思われます。
⑤巻き爪・原因・・・爪の厚さ・大きさ
第一足指の爪の厚さは、男性で1.6mm程・女性で1.4mm程とされております。また、爪の幅は個人差がありますが、幅1.4~2.0mm程度となります。爪が薄くて靴などの圧迫で巻いてしまうこともあるのですが、一般的に「爪が厚くなるほど巻く力も強い」傾向があります。
爪の厚くなる原因としては、靴などでの持続的な圧迫が挙げられます。とくに足先方向からの外力が続くと、爪母部分に負担が掛かり「爪がまっすぐ前に伸びる」のではなく、爪が伸びるに従って「厚さが増す」ようになってきます。
爪(=爪甲)の厚さが増すほど、巻いた爪を元に戻す強い矯正力が必要となります。さらに、爪があまりにも厚くなってしまった方では「市販の一般的な巻き爪予防グッズ」が付けることが困難になり、その予防効果も限定的なものとなってしまいます。
爪の幅が正常よりも広すぎることを「オーバーネイル」と呼び、外力による刺激を受けやすかったり、爪縁部分との当たりが強くなる傾向があり、やはり巻き爪の原因となってしまいます。
⑥巻き爪・原因・・・爪の切り方
爪の角が尖ってしまい、ほんの少しだけ角を取るくらいなら良いのですが、深く切り込んでしまうことも巻き爪の原因となります。深く切り込むことで、爪の角がより深い位置に移動してしまい、最後には切り損なうと「棘状の角=爪棘」が残り、爪縁部の皮膚に刺さってしまうと、非常に強い痛みを生じます。
深爪になると痛みが生じるため、患部をかばって加重を掛けないことで、余計に爪が巻いてしまうという悪循環が生まれます。
爪の角が90度近く巻いてしまっている場合には、爪の角が皮膚から出るくらい爪の長さを残した方が安全です。強く巻き込んだ爪の角を確実に皮膚の上に出しておくには、一時的に爪を長めとするのもやむを得ない場合もあります。一方で、長すぎる爪は「爪が上方に突出し返って靴に当たる・爪が長いことで爪自体が巻きやすくなる」などの多くの問題が生じてしまいます。
⑦巻き爪・原因・・・加齢・乾燥
陥入爪は男女ともに若年者に多く、巻き爪は中・高年齢の女性に多いとされます(2018青木)。臨床的な経験からすると、10~20代は純粋な巻き爪の患者数は少なめで、陥入爪単独もしくは巻き爪+陥入爪の症例が多い印象です。女性の場合、パンプスやハイヒール等の圧迫の影響からか、30代前後より爪が硬くなって巻く方が散見されます。
さらに女性の場合は50代以降有意に膝関節疾患の割合も増加してくるためか、痛みのある患側に体重を掛けなくなると巻き爪が発生してしまうこともあるようです。確かに、くるっと爪が巻く「弯曲爪」の割合は50代より上の女性に多いイメージです。
通常、爪甲の水分量は14~16%程度ですが、水分の多い環境・入浴後などは20%以上に上昇します。乾燥した爪は、硬く巻きやすくなり、水分量が多い爪は容易に開く事が出来ます。
体全体の水分量も乳幼児期の80%をピークに成人で60%程度、50代以降では50%台に低下していきます。肌の水分量も30台以降急に減少してきますので、体水分量・肌水分量の低下が巻き爪を起きやすくしている原因の可能性があります。
⑧巻き爪・原因・・・栄養
爪は基本的に皮膚と同じ「ケラチン」というタンパク質で出来ています。特定の栄養を沢山とれば爪が治るということはなく、爪の元となるタンパク質・ミネラル・ビタミンをきちんと摂取できるようなバランスの良い食生活を心がけましょう。爪は、指先の根元にある爪母という部分で作られていますので、適度な温浴をしたり、血流促進効果のある保湿剤で良くマッサージすることも効果的と思われます。
⑨巻き爪・原因・・・爪の病気
爪白癬・腫瘍なども巻き爪の原因と成り得ます。爪白癬が巻いている爪の弯曲の頂点に沿って楔状に入り込むこともあります。爪の中央が膨れてきたら、巻き爪ではなく爪下腫瘍が原因ということもありえます。
⑩巻き爪・原因・・・足趾自体の変形によるもの
外反母趾・足趾IP関節外反などが巻き爪の原因となることがあります。足趾が地面に対して均一に加重を掛けることが出来ないことにより、巻き爪の発症に繋がるのです。
巻き爪原因について動画にしました!
まとめ
巻き爪の原因には、以上のように様々なことが考えられております。当院では「Spring &hook法(SH法)=そがわ式」という非常に強い矯正力を持つ巻き爪矯正装具を採用して治療に当たっております。
マチワイヤ・VHO式巻き爪矯正などの既存の方法で治り切らなかった「重度の巻き爪や切り込んで短い巻き爪」も問題なく治す事が出来ます。もちろん、普通に爪を伸ばせる場合などは「既存のワイヤー法・プレート式」でもそこそこには治すことは出来ます。
一方で、本当に爪が巻いている方では、「爪のやや根元側」が一番挙がりにくく矯正に難渋します。爪の根元近くまで巻いてしまって、本当に困っている巻き爪も治せるようになった今だからこそ、巻き爪が体質的な素因で一定数(3割程度)再発してしまう症例があることを痛感しております。本当の巻き爪の根本的な原因は「巻きやすい体質・なりやすい人」がいることでしょう。