ひょう疽とは? ひょう疽(felon finger)とは、別名で「爪周囲炎・paronychia」とも呼ばれ、指先・爪周囲などの微細な小外傷から生じる細菌感染を伴う化膿性炎症のことをさします。おもに、ブドウ球菌による感染が多く、患部は赤く腫れて、痛みを伴い、症状が進行すると「膿」が貯まります。 指先では、「背側に爪...
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医師;大木更一郎
大木皮膚科院長。日本医科大学皮膚科学教室形成外科入局。高度救急救命センター出向、会津中央病院部長などをへて平成16年より日本医科大学形成外科講師。平成27年、当院を継承。日本医科大学形成外科兼任講師。
医師;大木更一郎の記事一覧
粉瘤・くり抜き法のデメリット 粉瘤の手術は、通常の標準的な方法ですと「粉瘤の大きさをマーキング」した上で、皮膚のシワ方向を考慮した「紡錘形切開」による摘出を行います。切開線は粉瘤の長径と同じか、少しだけ大きいくらいの事がほとんどです。粉瘤は、「垢や皮脂が入った袋(カプセル)」を破らずに全摘することによって、再発が起こ...
白斑(尋常性白斑・白なまず)とは? 白斑(vitiligo)とは、正式には尋常性白斑と呼ばれ、メラノサイトが減少・消失することにより境界明瞭な脱色素斑が大小さまざまな形で出現する「後天性の難治性皮膚疾患」です。白斑を呈する病気には、脱色素性母斑・炎症性色素脱失・サットン母斑・老人性白斑など様々ありますが、最も多いタイ...
乾癬とは? 乾癬(psoriasis)とは、表皮細胞の増殖が亢進し「皮膚の入れ替わりが短くなった結果」として、ぶ厚い銀白色の雲母状の鱗屑(りんせつ)を伴う紅斑・表皮の肥厚を呈する「難治性の皮膚疾患」とされます。根本的な原因が不明な「多因子性の疾患」で、一度発症すると症状が繰り返し慢性の経過をとる「代表的な炎症性角化症...
掌蹠膿疱症とは? 掌蹠膿疱症(palmoplanter pustulosis)とは、手のひら(手掌)と足の裏(足蹠)に左右対称にできる無菌性膿疱が、寛解と憎悪を周期的に繰り返す「難治性の慢性皮膚疾患」とされます。手のひらの事を漢字で「掌」と書き、「蹠;せき」とは余り普段使わない漢字ですが「足の裏」という意味です。両者...
円形脱毛症とは? 円形脱毛症(Alopecia areata)とは、前触れもなく突然頭部に生じる「境界のはっきりした類円形の脱毛斑」です。単発・軽症例の場合には自然治癒もあるのですが、数が2~3個と増えて多発してしまうと治療に反応しにくくなってしまうのが問題です。当院では、通常の単発型円形脱毛症には、「ステロイドロー...
紹介状とは? 紹介状とは、正式には「診療情報提供書」と言います。元来、「病院間」もしくは「クリニック・診療所から病院へ」の患者さんについて診療情報の提供をおこなう書簡です。皮膚科クリニックに於いては、おもに下記の場合に紹介状がだされます。 症状が重篤であり、すぐに大きな病院に掛かった方がよい場合 経過が長引いたり、治...
しもやけとは? しもやけ(凍瘡)とは、冬の気温低下(4~5℃)等の寒冷気候・気温差が10℃以上となる初冬・晩冬等の時期に、循環障害の起こりやすい手・足先および露出部である頬・耳などに起こる「むずがゆい赤み・腫れ・うっ血などの症状」のことを云います。低い気温・寒冷にさらされると皮膚局所の小動静脈~毛細血管が収縮して循環...
冬の乾燥肌(皮脂欠乏性湿疹)とは? 晩秋~冬にかけて気温が冷えてくると、とくに都内をはじめとした関東地方では空気が乾燥しやすくなります。「上州のからっ風」という言葉があるように、冬型の気圧配置になると北西方向からの湿った空気が山で雪を降らせたあとに、「乾燥した冷たい空気」となり関東地方などに寒さと乾燥をもたらします。...
魚の目(鶏眼)とは? 魚の目(corn)とは、足裏や足趾の骨の突出部分に「物理的な力」が継続して加わったためにできる「中心部に芯がある角質肥厚」のことです。角質の肥厚は、物理的な刺激に対し皮膚が自らを守ろうとする防御反応として引き起こされます。「特定のある一点の場所のみ」に力が繰り返し掛かり続けると肥厚した角質は次第...
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担当医師の紹介
大木更一郎
平成27年より大木皮膚科院長を父(先代)より継承。医師(医学博士)、日本医科大学平成元年卒業。日本皮膚科学会会員、日本形成外科学会専門医、日本熱傷学会専門医、日本救急医学会専門医。
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